当国|長船《おさふね》の住人初代|長光《ながみつ》の作

「遠慮とあればそのままで好いが、中身は当国|長船《おさふね》の住人初代|長光《ながみつ》の作じゃ」「へえ――」「これを御所蔵のこの御方は、仮に小笠原《おがさわら》の苗字を名乗らせ給えど、実は新太郎少将光政公の御胤《おんたね》、金三郎《きんざぶろう》様と申上げるのじゃ。改めてその方に御目通りゆるさ...

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どの部屋も空いて居ります

「御覧の如く、未だどの部屋も空いて居ります。泊りの御客は夕方からで御座りまするで……」「しからばここにて一大事を申し聴かすであろうが、先ず第一に、その方に預けて置く品がある。さァ、駒越氏、例のをこれへ」 色の黒い駒越という浪人が、早速そこへ投出したのは、皮の腹巻のまま、ズシンと響く小判百枚。 ...

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過分の御褒美は勿論《もちろん》の事

「へえ――、それはどういう訳で」「いや、長く我等を世話してくれたら、過分の御褒美は勿論《もちろん》の事、次第に依ってはその方を士分にお取立てがあるかも知れぬが……や、緑なき衆生は度し灘し。どうも致し方の無い事じゃ。さァ御両所御支度なされえ。東中島の児島屋勘八《こじまやかんぱち》という店が好さそうに...

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